横隔膜ペーシング治療を受ける際の、治療の流れについてご説明します。

1.適応判断

医師による適応判断を行います。

2.横隔神経伝導検査

手術前に横隔神経伝導検査とX線透視による横隔膜運動の観察を行い、横隔膜が電気刺激により収縮することを確認します。

3.電極植え込み手術

腹腔鏡手術により、横隔膜上に電極を植込みます。

4.初期設定

植込み手術終了後、電気刺激装置の初期設定値を患者さんの状態を考慮し、設定します。

5.コンディショニング

機器の使用を本格的に開始する前に、長期間使用されずに萎縮した横隔膜を回復させるため、横隔膜のトレーニングを行います。医師との相談によりコンディショニングの内容と連続使用時間の目標を決めます。

6.通常使用と定期的なチェック

コンディショニングによって目標とする連続使用時間を達成すると、在宅などで通常の使用を開始します。担当医師との相談により一定期間毎に外来等で使用状況やセッティングの確認を行います。
機器の故障やその疑いがある場合には速やかに担当医師へ連絡をお願いします。

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